Tohoku University, International Center for Synchrotron Radiation Innovation Smart (SRIS)

研究者紹介researchers

研究者プロフィール

スピン計測スマートラボ Spin measurement Smart lab

湯川 龍 YUKAWA Ryu 准教授
研究テーマ
・放射光を用いた新奇低次元物性の解明
・光電子分光と多端子計測を組み合わせた革新的電子輸送現象解明手法の開発
・機能性表面・極薄膜の探索
研究キーワード
角度分解光電子分光,電子輸送現象,量子物性,表面・極薄膜
研究概要

低次元に於ける新奇な電子輸送現象の探索

結晶を原子層レベルまで薄くすると量子的な効果が顕著に現れ、結晶単体では見られない高移動度電子やスピン偏極電子、金属絶縁体転移の発現など新奇な物性を示すことが多くあります。こうした特異物性を極薄膜や表面で実現し、制御・解明する研究を行っています。
高輝度かつ高エネルギー分解能の放射光を駆使することで、新奇な物理現象を正確に捉えることが可能となります。世界最高性能を有するNanoTerasuとこれまで開発してきた多端子計測装置や計算科学を融合させることで、電子の運動を正確に記述し新たなナノ材料探索を行います。
メッセージ
主流のテーマもそうでないテーマも深く掘り下げたところに面白い現象が潜んでいると考えています。最先端の装置群と物理・計算科学を駆使して掘り下げることで、一緒に未開の領域に光を照らしましょう。