研究者プロフィール
多元計測スマートラボ Multimodal measurement Smart lab
小野 新平 ONO Shimpei 教授
- 研究テーマ
-
- 革新的イオン制御技術の開拓
- イオントロニクスの開発
- 研究キーワード
- イオン制御、イオントロニクス
- 研究概要
-
革新的イオン制御技術とイオンコンピュータの実現
イオンは、私たちの身の回りに最も広く存在する材料の一つです。イオンと聞くと、二次電池に用いられる電解質を思い浮かべるかもしれませんが、実際には多様な場所で重要な役割を担っています。たとえば生体では、イオンがあらゆる生理機能に関与しており、またコンクリートなどの構造物においても、イオンの移動や反応が劣化や強度に大きく影響を与えています。
私たちは、こうしたイオンの潜在的な機能を最大限に引き出し、その技術を応用することで「イオンコンピュータ」の実現に挑戦しています。イオンを用いたコンピュータという発想は一見すると夢物語のように見えるかもしれません。しかし生命システムでは、イオンがセンシング・情報処理・情報伝達の基盤として働いており、その仕組みを紐解けば、イオンを自在に制御する技術が新たな情報デバイスへとつながるのは自然な流れです。
そのために私たちは、多種多様な計測手法を駆使して、自然界における高度なイオン制御のメカニズムを包括的に研究し、その原理の解明に取り組んでいます。さらに、この知見を基に、イオン制御技術を応用した生体模倣デバイスの開発を進めています。また、コンクリート構造物の劣化モニタリングなど、イオンのふるまいが鍵となる応用研究にも同時に挑戦しています。 - メッセージ
- 生物からコンクリートまでトランススケールで、イオンに関わるありとあらゆるマテリアルの研究を進めて参ります。また、トランススケールの計測法の開拓も行います。
