研究者プロフィール
放射光次世代計測科学連携研究部門 Synchrotron Next Generation Measurement Science Collaboration Research Division
岡田 純平 OKADA Junpei 特任教授

本務:国際放射光イノベーション・スマート研究センター
- 研究テーマ
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- 液体
- 相転移
- 非平衡凝固
- 研究キーワード
- 静電浮遊, 液体急冷, 準安定相, シリコン, ボロン, カーボン
- 研究概要
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非平衡凝固現象の解明
液体は融点以下になると固体になります。通常の凝固では熱力学的に安定な結晶が形成されますが、非平衡な固化プロセスを経ると準安定な固体が形成されます。例えば融点から300K以上過冷却した液体シリコン(Si)からは結晶SiではなくアモルファスSiが形成されます。このような非平衡凝固現象は液体ボロンや、メタロイド元素を含む液体合金においても観測することが可能です。NanoTerasuを用いて非平衡凝固現象の詳細を明らかにし、準安定相を創り出すための指針を得たいと考えています。