研究者プロフィール

研究者紹介researchers

研究テーマ: ・ナノ磁性体を用いた人工知能素子
・高機能走査型プローブ顕微鏡の開発
研究キーワード: 磁性セルラ・オートマトン,リザーバコンピューティング, 磁気力顕微鏡 ,走査型プローブ顕微鏡
研究概要: 知的に振る舞うナノ磁性体

磁気抵抗効果ランダムアクセスメモリ(MRAM)などで利用されているナノ磁性体は、長期記憶素子として優れた特性を示すだけでなく、磁気的相互作用を利用することで論理演算も可能です。さらにナノ磁性体はセンサとしても応用されています。このように、感じ、覚え、演算するナノ磁性体は人に倣った知的な多機能素子となると期待し研究を展開しています。すでにMRAMとして実用化されている様に半導体素子との親和性も高く、我々は現行技術との融合をはかりつつ新奇システムの創成を目指しています。

これに加え、研究を加速するための計測・制御技術の開発も行っています。高い空間分解能を有し、試料の観察だけでなく制御も可能な走査型プローブ顕微鏡、この顕微鏡とナノテラスの光を用いて新たな計測制御技術を開拓していく予定です。